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Yahoo が提供する API「Yahoo!デベロッパーネットワーク」の概要と使い方


[初回公開] 2013年03月19日

ウェブサイトやブログなど公開するコンテンツの情報や機能は独自に用意する必要は無く、同じくインターネット上で利用できる API を利用することで多彩なコンテンツに仕上げることができ、その API の中から Yahoo が提供する「Yahoo!デベロッパーネットワーク」について紹介する。

Yahoo が提供する API「Yahoo!デベロッパーネットワーク」の概要と使い方

1. Yahoo!デベロッパーネットワークとは

Yahoo!デベロッパーネットワークとは、Yahoo が提供管理しているサービスの一部を一般向けに利用できるものである。
提供されている API を利用することで自身のウェブサイトやウェブアプリケーションにコンテンツや機能を増やすことができる。

2. Yahoo!デベロッパーネットワークで利用できる API

Yahoo!デベロッパーネットワークで利用できる API は複数あり、随時機能追加や仕様変更が実施されている。
そのため、API の利用に当たり仕様変更があれば利用している機能に応じてプログラムの修正が必要となる。

2-1. 2021年12月時点で利用できる API

2021年12月時点で利用できる API は次の 5 つである。
Yahoo から提供される API はバージョンアップされたり、新たに全く別の API が追加されることがあるが、反面、廃止される API も過去に存在する。

2021年12月時点の Yahoo!デベロッパーネットワークのサイトの様子

【ショッピング】
Yahoo!ショッピングが持つ商品データや EC 機能が利用できる。

【YOLP(Yahoo!地図)】
地図・地域情報の機能が利用できる。

【テキスト解析】
日本語のテキストを解析して加工する。

【求人】
地方公共団体が収集した求人データが利用できる。

【ニュース】
Yahoo!が持つニュースデータが利用できる。

3. Yahoo!デベロッパーネットワークを利用する手順

Yahoo!デベロッパーネットワークを利用する手順としては、「アプリケーション ID の取得」と「各 API を利用したプログラム」の 2 点を行うことで提供されている API の機能を利用することができる。

3-1. アプリケーション ID を取得する

Yahoo が提供している API を利用するためにはアプリケーション ID を取得する必要があり、サイト「Yahoo!デベロッパーネットワーク」に Yahoo ID でログインして操作を行う。
-> Yahoo!デベロッパーネットワーク

過去のYahoo!デベロッパーネットワークのサイトの様子

アプリケーション ID とはどのサイトを API が利用されているかを紐付けるもので、1 つの Yahoo ID につき、10 個まで取得することができる。
アプリケーション ID 取得に際しては API を利用するサイトの URL を入力する。

アプリケーション ID の取得の申請画面

登録画面内の項目に情報を入力し、「同意する」にチェックを入れてボタンを押下するとアプリケーション ID が表示され、その ID をプログラム内に記載することで正常に動作するようになる。
取得したアプリケーション ID の一覧を利用状況(API が呼びされた回数)は日別で集計されて Yahoo!デベロッパーネットワークのサイトから確認することができる。

3-1. 各 API のマニュアルに沿ってプログラムする

各 API にはマニュアルが用意されており、それぞれ使い方が異なるためマニュアルを読んで API の動作に必要なプログラムを行う必要がある。
例えば地図情報であれば地図データを読み込む部分と地図を表示する部分をプログラムし、テキスト解析では元の文章を API にリクエストして解析されたデータを受け取った後の処理を自身で用意する必要がある。
また、 API の利用に際しては前述のアプリケーション ID が必要になるため、プログラム内に指定するようにする。

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