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アニメで利用される毛筆書体の「陽炎」フォントの特徴と入手方法
デザインや印刷物の制作現場では多くのフォントが用途に応じて利用されており、その中でアニメで利用される毛筆書体の「陽炎」フォントの特徴と入手方法について紹介する。
1. フォント「陽炎」の特徴
フォント「陽炎(かげろう)」とは、昭和書体が販売する毛筆書体で、Windows 版と Mac 版の両方が用意されている。
フォント名のようにゆらゆらと地を這う陽炎をイメージして作られた筆書系デザイン書体で、他の毛筆書体と比べると一線一線の太さに変化が少なく、可読性が高いフォントである。
2. フォント「陽炎」の仕様
フォント「陽炎」は WindowsTrueType と OpenType が用意されており、どちらも JIS90・JIS2004 字形で 6,879 文字(カタカナ、ひらがな、英数字、記号類、第一水準、第二水準)が収録されている。
一般商用の利用が可能で、その他の仕様は下表の通りである。
項目 | 仕様 |
---|---|
対応 OS | OTF:Mac OS X 10.1 以降 TTF:Windows 8 / 10 |
ファイルサイズ | 120MB TTF 29.8MB OTF 30.3MB |
3. フォント「陽炎」がアニメで利用される様子
フォント「陽炎」はアニメ「鬼滅の刃」で利用されており、劇中では柱の名称が表示されるシーンや鬼が血鬼術を使うシーンなどで使われている。
4. フォント「陽炎」の入手方法
フォント「陽炎」の入手方法は公式サイトまたは販売代理店で購入となり、パッケージ版とダウンロード版が用意されている。
「陽炎」単体で購入する以外に、昭和書体が販売する他の毛筆とセット販売されていたり、期間限定でキャンペーン価格で購入することが可能である。
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