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Movable Type 7 をインストールする事前準備

CMSの「Movable Type」をインストールするにはブラウザから画面に沿って進めていきますが、その画面を出す前段階に準備する項目があります。

「Movable Type」が動作するためには稼動するサーバ内に CGI(Perl)がインストールされている必要があります。
ホスティングなどレンタルサーバーであれば既にインストールされている場合が多いですが、独自にサーバを用意した場合は下記のコマンドで Perl がインストールされているか確認します。

# whereis perl perl: /usr/bin/perl /usr/share/man/man1/perl.1.gz

実際にブログ・Web サイトとして公開するパス(ウェブサイトディレクトリ)と「Movable Type」のプログラム類を設置するパス(アプリケーションディレクトリ)を決めます。
また、HTML や CSS などサイト表示に必要なテンプレート類のパス(スタティックディレクトリ)も必要に応じて用意します。
今回は CentOS など Linux 系のサーバに設置する場合として下記のように配置します。

  • アプリケーションディレクトリ:/var/www/cgi-bin/mt
  • スタティックディレクトリ:/var/www/html/mt-static
  • ウェブサイトディレクトリ:/var/www/html/

上記で決めた各ディレクトリを FTP ソフトやコマンドで作成します。
ディレクトリを作成した後はプログラムがファイルの作成・追記を行うため実行権限(パーミッション)を変更します。

  • /var/www/cgi-bin/mt を 777 にする。
  • /var/www/html/mt-static を 777 にする。
  • /var/www/html/mt-static/support を 777 にする。

ダウンロード後に解凍した「Movable Type」を FTP ソフト等を利用してアップロードします。
/var/www/html/mt-static には解凍したフォルダ内のの mt-static をアップロードします。
/var/www/cgi-bin/mt には mt-static 以外の全てをアップロードします。

CGI(拡張子が.cgi)は実行権限を設定する必要があり、/var/www/cgi-bin/mt 配下全ての .cgi を 755 にします。

下記の URL へブラウザでアクセスすることで「Movable Type」の動作に必要なライブラリやモジュールが表示されます。

http://IP または ホスト名/cgi-bin/mt/mt-check.cgi

OS データの種類は複数あり、利用用途に応じて選択します。

mt-check.cgiを実行した結果

システムチェック後にモジュールの不足が確認された場合は、黄色の背景色付きで表示されます。
必要に応じてモジュールごとにインストール作業を実施します。
レンタルサーバ(ホスティング)を利用している場合はインストールできないことがあります。

「Movable Type」は全てのモジュールが揃っていなくても必要最低限の構成があれば利用できます。
システムチェックの結果画面の最下部に「Movable Typeを利用できます。」と表示されれば利用可能です。

Movable Typeを利用できます。

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