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サイト内検索が閲覧者よりもサイト運営者にメリットがある理由
[初回公開] 2013年05月21日
サイト内検索は Google など検索サイトと違い特定のウェブサイトやブログ内のコンテンツのみを対象に検索する機能で、一見するとウェブサイトにアクセスした閲覧者向けに思えるが、サイト運営者の方に大きなメリットがある理由について紹介する。
このページの目次
1. サイト内検索とは
サイト内検索とは、あるウェブサイトまたはブログ内のコンテンツのみを対象に、入力したキーワードを含むページを調べることができる機能である。
Google など検索サイトはページ内に張られたリンクを辿ってウェブサイト内の各コンテンツを検索結果のデータベースに登録（インデックス化）するため、全てのコンテンツが検索結果に表示されないことがある。
対してサイト内検索は公開しているコンテンツ全てを対象にすることができるため、日ごろアクセスが少ないコンテンツでもサイト内検索でアクセスされる可能性があり、情報を探す閲覧者にとって利便性が上がる。
2. サイト内検索の種類
サイト内検索にはコンテンツのデータを保持する方法や検索方法など次の通り大きく 3 種類に分類される。
2-1. 検索サイトの機能を利用する
サイト内検索の 1 つに「検索サイトの機能の利用」が挙げられる。
Google など検索サイトが持つコンテンツのデータをサイト内検索として利用するもので、自身が運営するウェブサイトやブログに検索サイトに入力したキーワードを送信するように検索フォームを設置することで実現できる。
サイト内の情報は検索サイトが自動的に取得するので、サイト運営者はサイト内検索のフォームを設置するだけで手間がほとんどかからない。
しかし、検索サイトにコンテンツが登録（インデックス）されていないページは検索結果に表示されないため全てのページを網羅できないことが多いデメリットがある。
2-2. データベース参照型を利用する
サイト内検索の 1 つに「データベース参照型の利用」が挙げられる。
Wordpress や MovableType といった CMS はデータべースにコンテンツの情報を入れて動作することから、そのコンテンツデータをサイト内検索にも利用するものである。
コンテンツの管理と同時にサイト内検索の検索対象になるため手間がかからないが、CMS を利用していない通常の HTML ファイルで構成したウェブサイトでは対応できない。
2-3. インデックス型を利用する
サイト内検索の 1 つに「インデックス型の利用」が挙げられる。
インデックスとは Google など検索サイトが用いている手法で、コンテンツ情報をデータベースなどで何らかの形で保持して、サイト内検索時にはそのデータを参照するものである。
namazu などが代表として挙げられ、サーバにサイト内検索用のツールを別途インストールする必要があるが、通常の HTML ファイルなど静的コンテンツでもサイト内検索を実装することができる。
3. サイト内検索が閲覧者よりもサイト運営者にメリットがある理由
サイト内検索があることで、ウェブサイトを訪れた閲覧者がさらに情報を探したいときに利用することで利便性が上がる他が、最近ではサイト運営者の方がサイト内検索を利用することが多く、そのメリットには 2 種類ある。
3-1. 過去ログ、メモとして利用できるメリット
サイト内検索がサイト運営者にもたらすメリットの 1 つに「過去ログ、メモとしての利用」がある。
旅行など過去の行動や調査した情報などをコンテンツ化した時にサイト内検索を利用して後から見直すことができる。
3-2. 重複コンテンツを防止できるメリット
サイト内検索がサイト運営者にもたらすメリットの 1 つに「重複コンテンツを防止できるメリット」がある。
Google など検索サイトはインターネット上に同じ内容のコンテンツがあると重複サイト（コピーサイト）と見なして検索結果の順位を落とす傾向にある。
そのため、コンテンツを新たに作成する前に既に類似のものがないか確認するためにサイト内検索を用いると瞬時に見つけることができる。
4. サイト内検索がサイト運営者にメリットがあるまとめ
サイト内検索がサイト運営者にメリットがあるまとめとしては、過去に投稿した記事やコンテンツの見直しが容易になるのと、重複サイト防止の SEO への影響の 2 つとなる。
また、ウェブサイト内の全コンテンツが検索対象となり、記事の投稿と同時に検索結果にも表示されるようになるデータベースを利用したサイト内検索を用いるのが手間が無く有効的である。
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