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Illustrator でアートボード外の背景色を変更する方法
Illustrator にはアートボードと呼ばれる図形などオブジェクトを配置したりイラストを絵画する領域があるが、旧バージョンではアートボード全体の背景色が白色であったのに対して現在ではアートボード以外の領域はグレーになっているのでこの色を変更する方法について紹介する。
1. アートボードとは
Illustrator に実装されているアートボードとは、図形やテキストボックスなどオブジェクトを配置したり、ペンツールでイラストを絵画する領域のことである。
アートボードは黒色の枠線で示されており、その枠線内にあるものがプリントアウト時の印刷対象になったり、データとして書き出す場合の対象になる。
Illustrator をインストールして何も設定していなければ、上図のようにアートボードの背景色は白色で、黒色の枠線を境にアートボードより外側はグレーになっている。
赤色の枠線は「裁ち落とし」と呼ばれ、仕上がり線より大きめに取ることで印刷物を裁断する際に用いられる余白となる。
2. アートボード外の背景色を変更するメリット
アートボードより外側の背景色を変更するメリットとしては、「見やすさの向上」と「慣れ親しみやすさ」の 2 点が挙げられる。
前者の「見やすさの向上」とは、アートボードの外側に置いた図形や黒色文字のテキストボックスがグレーの背景色により暗くなり見づらくなるので、この背景色を明るくすることでどのようなオブジェクトがあるか識別しやすくなる。
2 点目の「慣れ親しみやすさ」とは、旧バージョンから長年 Illustrator を利用してきたデザイナーは、アートボードの外側の背景色が白色であるのに慣れているため、デザイン時に背景色が白だからできるノウハウが多い。
そのため、旧バージョンと同じく背景色を白にしてデザインする人が多い。
3. アートボード外の背景色を変更する方法
Illustrator のアートボードより外側の背景色を変更する方法として、まず上部メニューより「編集 -> 環境設定 -> ユーザーインターフェイス」を選択する。
「ユーザーインターフェイス」を選択すると下図のようにウィンドウ「環境設定」が表示されるので、ウィンドウ内の右欄から「ユーザーインターフェイス」を選択し、カンパスカラーの項目で「ホワイト」にチェックを入れる。
最後にウィンドウの右下のボタン「OK」をクリックするとアートボードより外側の背景色が白色に変更される。
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